イエスさま、ザアカイの家に泊まる

彼の名をザアカイと言った。
「清い」という意味の名であるのに、人は皆、彼のことを「汚れ者」とよんだ。


人はとかく、失ったものに執着する
プライド、誇り、友情、信頼・・・


財産、家、生活の安定・・・
得たものだってたくさんあるのに


今までの道のり、決して楽ではなかった。
試練、困難だって幾度も乗り越えた。
得たものもあるけど、失ったものもたくさんある。
そんなこと、いちいち人に言われなくてもわかっている。



不思議なお方がいるらしい、何だって失われたものを見つけるのが得意とか・・・
なんと! そのお方、この街を通るらしい。
来た、来た、来たぁ〜〜どんどん近づいて来る・・・



自分はいったい何なのか、
自分の存在、価値・・・ただ、ただ、自分を知りたかった、確認したかった。


木の下で立ちどまり「ザアカイ」と声をかけられた瞬間、
彼は自分の人生の素晴らしさを発見した。


自分の与えられているものを分ける、与える祝福を
自分で見出すことができたザアカイは
イエスさまの前でそれを告白した。


ザアカイが、イエスさまという魂の救い主に出会った時のお話です。