エール/ボストンに届いたもの

先日、宮城県角田市長にメールをしたところ、お返事をいただきました。以下メールのやりとりです。


アメリカ東海岸、ボストンに住んでおります道上と申します。
この度の被災・・・海外に住んでおります私たち邦人も母国のことを思い本当に眠れぬ日々を送っております。
昨日(19日)、震災前に日本の実家から送られた荷物(主に食料品)が届きました。
私の実家は大阪です。
荷物の中に、宮城製粉の「国産さんま 甘露煮」が入っており、それをいただこうと思ったとき、その産地が目に留まり・・・これを製造してくださった方々は大丈夫なのかととても心配になりました。苦しいところにおられるのだろうと思うと、胸が痛みます。
角田市の皆さん、また宮城製粉の方々はいかがお過ごしなのでしょうか。
こちらにメールしてもよいのかどうかと迷いましたが、いてもたってもいられなくなり、検索してこちらのHP(メールアドレス)を見つけました。
私たちは遠くに住んでおりますが、何かできることがありましたらいつでもおっしゃってください。あるのは分かっているのですが、何をして良いのわからないのです。
わたくしは、マサチューセッツ州のボストンにあるキリスト教会に任職しております牧師です。
何かお役にたてることがありましたら幸いです。祈っております。
ボストン福音教会牧師 道上誠子


大変な状況の中、いただいたお返事です。


このたびはメールをいただきありがとうございます。

さて、平成23年3月11日午後2時46分に発生した「東北地方太平洋沖地震」により、東北の沿岸部では津波で多数の死者・行方不明者が出る未曾有の事態となりました。報道による被災者の数は増え続け、死亡が確認された方は宮城県内で6千人を超えている状況です。全国では、死者、行方不明者を併せて2万7千人超にも及んでいます。
角田市も例外ではなく、多くの家屋等に多大の被害が出ており、地震発生時に沿岸部にいらして、尊い命を落とされた市民もおられます。幸い、市内にいて亡くなった方はおらず、宮城製粉の従業員皆様も全員無事であるという確認がとれています。
また、宮城製粉からは市に対して、メール文中にありました大量の「国産さんま甘露煮」の物資援助をいただいております。
現在、各被災地では、復旧に向けて全力を挙げて取り組んでいるところです。本市においても一日も早く復興できるよう努力してまいりますので、お見守りいただきたいと思います。
平成23年3月28日
角田市長 大友喜助



私が日本に届けるもの
復興のために祈り続け、そしてずっと見守ること。

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