まだ見ぬ国

先日、NYに拠点をおく「JAKU」という日韓クリスチャンの若者らが主催する集会でメッセージさせていただきました。


私の日本語メッセージを韓国語に随時通訳してくださった韓国人の女の子がおります。
訛りもなく、とてもきれいな日本語を話す彼女は、信じられないことに日本へ行ったことがないそうです。
神さまからいただいたギフトを大いに用いている人に出会うと感動を覚えずにはいられません。
彼女から流れ出る清楚でポコポコと湧く泉のような清涼感はキリストの芳しさそのものでした。
その信仰の美しさや奥ゆかしさは、今回、私がメッセージさせていただいた「ルツ記」のルツを彷彿とさせてくれました。
彼女との交流は、神さまが与えてくださった私へのご褒美だったような・・・そんな気がします。


彼女はアメリカで、日本語を一生懸命学んでくださいました。
そんな彼女に、美しく、そして強く復活しようとしている日本を紹介したい・・・そう思わずにはいられません。


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故郷を想う心 〜覚書き〜

4月8日(金)、第一回 東日本震災復興支援チャリティーコンサート“PRAY FOR JAPAN”〜今、わたしにできること〜が、行われました。


ボストンは“音楽の都”ともよばれています。
世界で活躍される音楽家の方々が一度は住んだことがあるという街です。
ボストン交響楽団をはじめ、世界有数の音大・音楽院がここにあり、プロ・アマ、演奏家の卵たちがしのぎを削って生活しています。
この特徴を活かしてできること、それは何だろうか・・おのずと解ってきます。


コンサートは2時間。
日・米・韓の14人のアーティスト(演奏者)が出演してくださり、またベークセールなどで腕をふるってくださった方々もおりました。
ボストンやその近郊から、日本のためにと奮い立った人々が、それらを聴きに、観に、支えるために足を運んでくださいました。



皆、日本が心配でなりません。
復興の力になりたくて、応援したくてたまらないのです。
今、私たちは何かをしなければいられないのです。


ひとりひとりの演奏や歌は、スタイルこそ違うけれどそれぞれが胸を打つ熱いものでした。
聴いているとポロッと涙が流れてきました。
遠くにある故郷、日本が、アーティストたちの演奏を通して見えたような気がしたのです。
あの人はどうしているだろう、達者にしているのだろうか・・・。


誰かを評価するでなく、偽善と責めるのでなく、できることを、自分が、先ずやらなければならない。
ジャイアンは、のび太が失くしたものを一生懸命一緒に探しているときこう言ったのです。
「自分のものは自分のもの、あなたのものも自分のもの。」
日本の将来をしっかりと担い、共に働くことができる若者、こちらにもいっぱいいます!!


ベークセールで買ってきたスイーツを頬張りながら、元気がみなぎってきた私でした。。。



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あずき色の校章

ご存知の方もいらっしゃると思うのですが、ハーバード大学の校章の色は、あずき色です。あずき色を基調にしたものです。
それでは何故、あずき色なのかということはご存知でしょうか。


それは、イエス・キリストの血の色。
主の血が流されて乾いた色を象徴しています。


イギリスからやってきた清教徒たちがどれほど祈り、苦労して創立した学校なのかがわかります。


今のアメリカにも、日本にも、世の中の矛盾や不条理を見ていながら、見ないフリをすることができる人が増えているような気がしてなりません。

絶望している人にかける言葉は無力かもしれません。
しかし、他人と苦しみを分け合う経験、体験をしないまま人生を歩んでいくとしたら、それは不幸です。


救いの道は、特別な人にだけ、特殊な環境や状況にいる人にだけ、開かれているのではありません。
すぐ近く、そこにあるのです。
主が血を流されたのは、私の、そしてあなたのためなのです。


強い関心を持って、意識しながら日本に、日本人に関わり、祈り続けていく・・・その勇気をもう少しいただきたい。
イエスさまが流された血が乾かないように。


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エール/ボストンに届いたもの

先日、宮城県角田市長にメールをしたところ、お返事をいただきました。以下メールのやりとりです。


アメリカ東海岸、ボストンに住んでおります道上と申します。
この度の被災・・・海外に住んでおります私たち邦人も母国のことを思い本当に眠れぬ日々を送っております。
昨日(19日)、震災前に日本の実家から送られた荷物(主に食料品)が届きました。
私の実家は大阪です。
荷物の中に、宮城製粉の「国産さんま 甘露煮」が入っており、それをいただこうと思ったとき、その産地が目に留まり・・・これを製造してくださった方々は大丈夫なのかととても心配になりました。苦しいところにおられるのだろうと思うと、胸が痛みます。
角田市の皆さん、また宮城製粉の方々はいかがお過ごしなのでしょうか。
こちらにメールしてもよいのかどうかと迷いましたが、いてもたってもいられなくなり、検索してこちらのHP(メールアドレス)を見つけました。
私たちは遠くに住んでおりますが、何かできることがありましたらいつでもおっしゃってください。あるのは分かっているのですが、何をして良いのわからないのです。
わたくしは、マサチューセッツ州のボストンにあるキリスト教会に任職しております牧師です。
何かお役にたてることがありましたら幸いです。祈っております。
ボストン福音教会牧師 道上誠子


大変な状況の中、いただいたお返事です。


このたびはメールをいただきありがとうございます。

さて、平成23年3月11日午後2時46分に発生した「東北地方太平洋沖地震」により、東北の沿岸部では津波で多数の死者・行方不明者が出る未曾有の事態となりました。報道による被災者の数は増え続け、死亡が確認された方は宮城県内で6千人を超えている状況です。全国では、死者、行方不明者を併せて2万7千人超にも及んでいます。
角田市も例外ではなく、多くの家屋等に多大の被害が出ており、地震発生時に沿岸部にいらして、尊い命を落とされた市民もおられます。幸い、市内にいて亡くなった方はおらず、宮城製粉の従業員皆様も全員無事であるという確認がとれています。
また、宮城製粉からは市に対して、メール文中にありました大量の「国産さんま甘露煮」の物資援助をいただいております。
現在、各被災地では、復旧に向けて全力を挙げて取り組んでいるところです。本市においても一日も早く復興できるよう努力してまいりますので、お見守りいただきたいと思います。
平成23年3月28日
角田市長 大友喜助



私が日本に届けるもの
復興のために祈り続け、そしてずっと見守ること。

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祈りは力、復活の源

18日の深夜・・・ハーバード構内でもたれた徹夜のお祈り会では、多くの方々が集まり日本のために祈ってくださいました。
ボストン周辺にある9つの大学の代表者・・・
バークリー音楽院、ハーバード大学、ニューイングランド音大、タフツ大学、ボストン大学、ウェズリー大学、ゴードン神学校、レキシントンHS、ニューヨーク大学。
そして牧師、伝道師、宣教師、神学者たち・・・。


涙を流しながら、震えながら祈ってくださいました。


日本は今までにも多くの苦難を乗り越えてきた、へこたれない雑草のような強さと、和というしなやかさをもつ国。
この国は負けない。人々には勇気と希望がある。奇跡が何度も起こる。。。そう、私たちの知っている日本はそういう国なのです。


力強い祈りでした。
知らず知らずのうち痛んでいたのでしょうか・・・私の心、魂は本当に癒されました。


祈りは聞かれます。
必ずです。
「騒がなくってもいい、まだ生きている」(使徒20:10)
日本は生きています!


被災地では救助、物資を待っている方、苦しみの中におられる方がたくさんいらっしゃいます。
原発を止めるために働いていらっしゃる方、自分も被災者なのに怪我人、病人を診ていらっしゃる医師や看護師、寝ずに物資を運ぶボランティア、危険な瓦礫の中を行く救助隊の皆さん、頑張ってください。主よ、彼らと共にいてください。


遠くにいるからこそできること・・・あるはずです。
神さま、よき知恵をお与えください。
祈ります。


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祈り

孤立し、孤独の中にいる方々・・・
今、救助隊の方々が一生懸命探しています。
もうすぐ行きます・・・頑張ってください。


救助隊の方々とそのご家族・・・
心と身体の安全と健康が守られるよう心を尽くして祈っています。
主よ、力と勇気、慰めを彼らにお与えください。


被災された方々、安否・消息がわからない方のいる家族のみなさま・・・
主がともにおられます。
心が守られますよう、平安が与えられますようお祈りしています。


被災地にいる子供たちのために
幼い心には耐えがたい痛みでしょう。
苦しみや悲しみがすぐにでも取り除かれますように。
主よ、癒しが必要です。


世界各国から派遣され、救助活動をおこなっている方々・・・
ありがとう、日本のために、ありがとうございます。
助けが必要な地をどんどん見つけ出し、勇気をもって働いてくださり感謝しています。


政府、関係者の方々のために
お疲れでしょう。皆さんのリーダーシップが今、一番必要なときです。よい政策、知恵が与えられますようお祈りしています。


報道関係のみなさん
ありがとうございます。
海外にいる日本人にとって、状況を把握する手立ては、あなた方のレポートからがほとんどです。
特にご高齢の方々、幼いお子さんに優しく接してあげてください。お願いします。


被害が大きな地域の救助が進みますように。
避難所への物資供給が円滑にされますように。
何が必要なのか、本当にやらなければならないことは何か。必要なものは、どんどん明らかに、そして多くなってきます。
どんな状況にあっても冷静に判断し行動できますように。一時的でなく、継続して行っていけますように。


主の平安が、今、お一人お一人の上にありますように・・・。
胸がつまる思いです。
お祈りしています。


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清貧/スローライフを主に感謝

人間が「幸せ」を感じるのは、交流・関係が充実しているときだということです。神さまとの関係、人(隣人)との関係が幸せ度につながっているのです。


日本の13才以下の子供で、自分が幸せだと感じている子は少ないというある調査機関の結果をみました。
また、「何をしているときに一番幸せだと感じるか」との問いには、「物を買うとき、買ってもらうとき」だという答えがダントツでトップでした。
物を買うことが幸せだ!ということは、幸せを感じるのに消費度が関わっているということです。
すなわち日本人の場合、「お金があるかないか」が幸せを感じるバロメータともいえるようです。
不景気の煽りをうけ、親の財布の紐がかたくなっている今、子供は幸せを感じることも少ない・・・ということなのでしょうか。
これが本当なら、その貧しい感性・感覚が可哀想です・・・日本の子供たち。


私は貧乏です。
2ドル(180円)のバス代を節約するため、片道35分かかる食料品マーケットまでの道を歩きます。なぜならお金がないからです。
往復、歩くだけで1時間以上、買物を合わせますと3時間近くかかります。雪の日は+1、2時間!!
教会にオルガンがありませんでした。
道端に捨ててあった油と埃でコテコテに汚れたピアニカを拾い、家で4時間かけて磨きました。
美しいパイプオルガンのような懐かしい音を出してくれるそれに、音のでない鍵盤はありません。
カシオが最初に発売した年代物だとわかったのは、だいぶ後の話です。


私は神さまに雇われており、その雇用主から与えられている時間を感謝しながら使わせていただいてます。
この時の中で得がたい出会い、巡り逢い、発見がいくつもありました。
いつも思うのですが、私にとって「時」は、この世でいう「お金」以上のものです。


あらためて・・・「時は金なり」とは、どういう意味でしょうか?
それだけ時間があったら、何か他にすること、できることがある!ひょっとしたらもっと稼げる?!お金は時間と同じように貴重だ!
そういう意味なのでしょうか。
お金というものに心を奪われていませんか。恋人でもあるまいし・・・振り回されていませんか、悩んでいませんか。


スローライフ・・・
お金でなく、清らかにながれる時を意識する生活。
私はお金は持っていませんが、しかしとても幸せです。幸せ度全開!!こんなに幸せで、楽しくて、充実していていいのかとさえ思っています。
神さまは、私にも・・・あなたにも、同じだけの幸せの時間(時)を与えてくださっています。



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